2つの参考書で薬剤師になれた話

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こんにちは!アラサー薬剤師の”むに”です。

毎日薬剤師の仕事をしているのに、勉強の手を止めると、薬剤師国家試験に落ちる夢を見る私ですが、そんな私が国家試験の勉強を本格的に始めたのは大学6年生の9月

薬剤師になった今でも、9月になると毎年、「この頃からみんなピリピリしていたよな~」と思い出します。成績が悪かった私がある2つの事を取り組み続けたら薬剤師国家試験に合格できた話を書いていこうと思います。

一夜漬けで定期試験に臨むのは茶番

学生時代、定期試験になると毎回一夜漬け乗り越えていた私。何なら、過去問を見て解答を覚えて臨む!みたいな日々を送っていました。(まじでだめなやつ。笑)

そんな私の大学4年時の成績は真ん中より下くらい。普通に合格レベルではない集団に属していました。

ただ私はそこから改心して、4年時から国家試験に受かるまで、ずーっと勉強の記録を付けてきたので、やはりそれを見返せば、「こんなに努力してたのか~。最後は効率よく勉強できていたなあ。」と自分に感心してしまうくらいの自信はあります。唯一の自慢です。(ドヤッ)

その話はこちら↓

この計画ノートはどちらかというと、勉強に直接関係がない話ですが、これからお話しするものは、直接勉強に関わるものになります。

この2つだけやって国家試験を突破した

薬剤師国家試験勉強期間中、勉強のモチベーションを下げないための努力を色々トライしてきた私ですが、その中でも、この2つの参考書を繰り返していたから受かったんだ!!という自信満々の話にどうかお付き合いください。

まず、必要だった参考書は

・青本(薬剤師国家試験対策参考書)

・既出問題集(第97回から)

この2つ。

必ず6年生になれば買うと思うし、貰えたりもするこの本たち。

もちろん、大学の先生の授業も大事ですが、先生の授業って言葉が難しかったり、自己満の話(笑)ばかりで、「人にそれ聞かせる授業なの?」ってくらいつまらなくて頭に入ってこなかった私。

モチベとともに成績も下がる一方でした。

やはり勉強は、理解しやすい教材や人材が必須!!ってそこでつくづく思いました。

現在、ほとんどの薬大は、6年生のカリキュラムに薬剤師国家試験予備校の授業が組み込まれていることが多く、私の大学もそのカリキュラムでしたので、予備校の先生の授業はとても理解しやすく、毎回、目から鱗状態でした。

私の大学と提携していた予備校は「薬学ゼミナール」という大手の予備校でした。授業はその予備校から出版されている青本テキストを使用していました。

自分自身が授業で意識していたことは、見る媒体を増やさないために、授業で聞き取った大事なことはテキストに直接書き込むようにしました。

しかし、必須なのは「復習」です。

当たり前だけど、これをしなければ、まず合格は無理です。

復習はいかに効率よくやるかが要

「復習」ってとても大切だけど、薬学部の国家試験は9科目もあるので、1つ1つ復習していたらとてつもなく時間がかかります。

参考書を1ページ目からやり始めようなんていうクソ真面目な考えは6年生の9月からやるとしたら、効率が悪すぎて国家試験までに間に合いません。

私がどう効率的に復習をしたかというと、

「薬理学」という科目の「糖尿病治療薬」という領域を授業で学んだ日はまずその復習を青本でもう一度内容を照らし合わせていました。要はインプット作業を行うこと。

それが終わったら、青本にあるその領域の問題を解いてみる。既出問題集もその領域の必須、理論、実践を解いてみる。

ちなみに既出問題集に関しては、電車などの通学時間を使って解いてました。この既出問題集は6年制になってからの第97回から直前までの回をひたすらやっていました。

そして、授業で学んだ領域と関連している「病態」という科目の「代謝性疾患」「生物」という科目の「内分泌系」という領域の問題も解く。という流れ。非常に関連している為、1つの科目を勉強すればより、他の科目も理解が深まりやすくなります。

これだけで一気に3科目も復習できることになるので、1石3鳥なんです。

そもそも1日3科目勉強していること自体が凄いんです。

周りの友達のほとんどが、「今日は授業でやった薬理の勉強終わらせるぞ~」とか言っている隣で私は3科目も終わらせられるわけ!!(笑)

優越感にも浸れました。(少しだけ。)

おすすめの組み合わせは、

・「薬理学」「病態」「生物」

・「実務」「薬剤学」「物理」

・「法規」「衛生」「有機化学」

「実務」の科目に関しては、全ての科目に通じているので、この実務はバカにしちゃいけないなと思います。

実質、実務問題を絡み合わせた実践問題というのは、345問中130問にも及びますので、しっかり学習しておけば、約40%は稼げてしまうというのも事実。これを知った私は、「実務」の青本は特に手を抜かないようにしました。(合格ラインは65%なので。)

問題を解く上でのコツも2つだけ

私は、常に効率の良さを考えてしまうため、問題を解く上でも効率的になる2つのコツを身に着けられました。

それは、

①消去法で解くこと。

②出来る問題はもう一度解かない。

この2つです。

①に関しては、正解があったら解くのを終わらすのではなく、問題のすべての選択肢に目を通して、間違っている選択肢に関しては何が違うのかを書き出せるくらいまでにしておきました。そうすることで、解答への自信もつき、見直しの時間はとても楽になりました!!

②に関しては、問題を解く上で繰り返し解くのは重要です。一度正解した自信のある問題に関しては、何度解いても正解すると思うので、私は省くようにしました。その省いた分、他の問題に時間を当てられました。

私は実際に、その方法で問題を解いていっていたので、青本の問題は4~5周できました!!

何事も欲張らない

そして、最後に言えることは、「勉強は欲張らない」ことが大事といういこと!!

周りの友達も、色々な参考書を買って勉強していたけど、結局手を出し過ぎて、1つの参考書も1周できないままで終わり、国家試験に落ちていました。

実際に自分もそうだったから言えることですが、自分で1,2冊参考書を絞って、何周もするのが合格への近道だと思います。

何周も問題を解くことで、自信に繋がるし、着実に知識が頭に入っていくことは間違いありません。

私は欲張りでいつも計画を立てると「これもやりたい、あれもやりたい」と何もかもやりたいで計画ノートにタスクを書きまくっていましたが、タスクが多すぎて達成できず、逆に自分を責めてモチベーションが下がる一方だと気づきました。

自分に与えられた脳みそで考え抜いて、手にした成功はかけがえなのないものになります。こうして6年たった今でも、語れるのは100%考え抜いて努力したからだとつくづく思うのです。

悪夢を見てしまうくらい私は人生でとりあえず大きな山を1つ乗り越えたと思います。

次の山が何になるかはわかりませんが、もうすぐで30歳を迎える私は、より輝けるように日々色々なことを計画しながら挑戦していきたいと思います!!

では!!!

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