お薬手帳って意味あるの?

医療

薬局をよく利用されている方は、「お薬手帳」を持っている方が多いと思います。

しかし、作ってもお薬手帳の恩恵を受けていないという方が多いかもしれません・・・。

「本当に意味があるの?」と思うかもしれませんが、お薬手帳は本当に意味があります!!

そして、時として健康や命を守ってくれる大事な手帳になるのです。

まず、結論から言いますと、

定期的に病院へかかっている人はとても重要です!

そもそもお薬手帳というのは、患者さん自身がお薬を理解してもらうためにあるものではなく、薬局へ処方箋のお薬を貰いに行った時に薬剤師が、

他の病院でどのようなお薬を飲んでいるのか?

同じようなお薬は出でいないか?

飲み合わせが悪いものはないか?

などを確認し、疑わしきものがあれば、医師へ確認するためのものであります。

「それならば、患者が持っている必要ないのでは?」となるかもしれません。

確かに、薬局でお薬の情報を管理すればいいのに!と私も思ったことがあります。

最近ではマイナンバーカードが普及し始めているので、マイナンバーカードによって、お薬の情報が一括で見れるというシステムも実際には導入されています。

ところが、薬局を利用される大半の方はご高齢の方が多く、新しいシステムを嫌がる方が非常に多いのが現状です。(なかなか普及しない・・・)

ですので、従来型の紙媒体のお薬手帳を好んで使用してくださっている方が多いかと思います。

しかし!!紙媒体のお薬手帳、とても重要な役割を果たすことがあるのです。

それは・・・

震災時 です!!

大地震などを前提にお話ししますが、震災後はお薬を十分に提供できるまでは約3日ほどかかると言われています。

そのような場合に、お手帳を持っていれば、普段飲んでいるお薬を提供できる可能性もありますし、普段飲んでいるお薬がない場合はそのお薬に似たものを提供できる可能性が高いわけです。

普段お薬を飲んでいる方は今飲んでいるお薬の名前を正確に言えますか?

お薬の名前はカタカナが多くて、似たような名前も多く、混乱する方もいらっしゃると思います。

そのためにもお薬手帳はぜひ持っていただきたいのです。

今はスマホからアプリで使えるお薬手帳もありますから、おすすめしたいところではありますが、

震災時はスマホが使えない可能性もありますので、お手帳もしっかり持ち歩いておきましょう♪

また、最低でも3日分のお薬は必ず余裕をもって、次回の診察を受けるのをおすすめします。

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